プロジェクト・スタディⅠ・Ⅱとは

1: 位置づけ

 「プロジェクト・スタディⅠ・Ⅱ(PSⅠ・PSⅡと表記)」とは,本校総合学科が行う「総合的な学習の時間」の呼称です。2年次の夏頃までは,「プロジェクト・スタディⅠ(課題発見・探究準備)」として,起業・環境・ものづくり・まちづくりの4分野における課題を継続的に探究し,宿泊を伴う体験学習を組み入れることで,各自がそれぞれの進路と課題探究テーマに関する具体的構想をもつことを目標として活動を行っていきます。2年次の秋以降,個人課題探究の準備段階として,テーマを各個人で考え,先生方や周囲の大人と相談をしながら深め,研究をスタートさせていきます。
 3年次では「プロジェクト・スタディⅡ(個人課題探究)」として,個人が設定した課題に関する考察を文献調査やフィールドワーク・実験等を通して深め,論文にまとめるとともにパワーポイントを作成してその内容を発表することとなります。

2: 目標

(1) 1年次で取り組んだ自己理解と社会との関わりを基礎とし,進路探究的な体験学習を通して,研究活動や社会活動の実際を理解し,社会での自己の在り方生き方について理解を深める。

(2) 体験学習で学んだことをもとに,調査研究・発表を実施することで,問題解決能力やプレゼンテーション能力の涵養をはかる。

(3) 学科を越えて構成された班ごとの課題研究活動や校外での体験学習活動などを通して,社会性やコミュニケーション能力を養成し,主体的に周囲と関わりを持つ姿勢を育てる。

3: 年間計画(平成28年度実施のものです)

2年次PSⅠ

項   目

内    容

4

ガイダンス

1年間の活動の流れを確認する。

5
6

中国人留学生との活動

「起業」「環境」「ものづくり」「まちづくり」の4分野に分かれ,中国人留学生とともに,それぞれの分野で,中国が抱える課題とその解決策を考え,発表会を行う。

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8

訪問学習

宿泊研修での訪問学習についての事前準備や事後の報告書作成を行う。(28年度は野村総合研究所を訪問し,2つのグループに分かれて体験プログラムに参加しました)

9

個人探究学習(テーマ設定)

自分の進路に絡めながら,今後掘り下げたい分野に関するテーマ設定を行う。

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小論文を書こう

小論文講座を通して,物事をさまざまな側面から考え, 論理的に自分の意見を述べる方法を学ぶ

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個人探究学習
(オリエンテーション)

3年次のPSⅡ(個人探究学習)に向けた説明を聞き,これからの調査・研究・研究発表のあり方を確認する。

12
1
2

PSⅠ個人探究学習

自ら設定したテーマを基に,個人探究学習の計画表を作成し,調査・研究に当たる。2月にはポスターを活用しての中間発表を実施する。

3年次PSⅡ

項   目

内    容

4
5
6
7
8
PSⅡ個人探究学習 2年次の個人探究学習を継続させるとともに,仮説の検証・実験結果の検証などを通じて,課題
に関しての理解を深める。7月に個人論文を提出し,8月に全体発表会を実施する予定です。

 今年度(平成28年度)の3年次PSは,2年次の1月よりテーマ設定を始め,3月の春季休業期間を活用して本格的に研究活動をスタートさせております。9月の学校公開でポスターセッションを行うとともに,10月には「全体発表会」として代表生徒がパワーポイントを駆使して研究内容を発表しております。
 なお,現3年次は上記の通り,8月に全体発表会を実施する予定です。

進路に生きるPSの学び

★昨年度は東北大学AO入試に3名の総合学科生が合格しました。
本校卒業時に総合学科卒業生成績優秀者表彰を受けた松山優気(まつやま ゆうき)君のPS論文テーマは「無線LANの安全性について」,横田光悦(よこた こうえつ)君は「ビッグデータは新たなビジネスになり得るか」,赤津孟(あかつ はじめ)君は「浮体の転倒条件」。いずれも在学時に取り組んだ研究を生かして,魅力的な自己PR を行った結果,見事東北大学工学部に合格することができました。高校時代にまとめた論文を,ぜひご覧ください。

論文

 2015年 19回生 赤津 孟   論文(PDF)

 2015年 19回生 横田 光悦 論文(PDF)

 2015年 19回生 松山 優気 論文(PDF)

 

記事作成:総合学科担当